米Googleは米国時間2008年12月18日,大規模組織向け検索アプライアンス「Google Search Appliance」と中小企業向け検索アプライアンス「Google Mini」のユーザー向けに,キーワードを他言語に変換して検索を実行する機能「Cross-Language Enterprise Search」を発表した。

 英語のキーワードを入力して検索すると,Googleの翻訳エンジンが問い合わせ内容を他の言語に変換し,英語以外の言語で記述されたドキュメントから合致する内容を見つけ出す。英語以外のキーワードから,英語文書を検索することも可能。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,同機能は34言語に対応するという。

 たとえば,フランスのパリ支社にフランス語の関連文書があるかどうかを英語のキーワードを使って確かめたり,社内の9割の文書が英語で書かれている場合でも,母国語が英語ではない社員がフラストレーションを感じずに検索を行ったりできる。検索結果を希望する言語で返すよう設定することも可能だ。

 Google Search Applianceは,同社の企業関連事業の研究部門を通じて,同日より実験的に提供する。

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