図●メールソフトにGDX専用のプラグインを組み込んで利用する
図●メールソフトにGDX専用のプラグインを組み込んで利用する
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 GDXジャパンは2008年12月18日、ユーザー間で安全にファイルを送受信するサービス「GDX Drop Box」を09年1月に開始すると発表した。送受信するファイルを自動的に暗号化する。大容量のファイルや機密性の高いファイルを、ネットでやり取りする企業向けに提供する。

 利用するには、送信側、受信側の双方で、Outlook、Outlook Expressなどのメールソフトに専用プラグインを組み込む。画面上に表示されるDrop Boxのウインドウにファイルをドラッグ・アンド・ドロップすると、すぐにファイルが送信される仕組みだ()。

 メールソフトと同じ画面に表示されるものの、メールのプロトコルSMTPは使わず、HTTPSベースのプロトコルで送受信する。そのため、容量制限にひっかかったり、スパム(迷惑メール)と誤判定されたりする可能性は低い。送信先のメールアドレスを打ち間違えて誤送信しないよう、メールソフトの送信履歴からアドレス帳を自動生成する機能を備える。

 送受信履歴は、システム管理者がWebブラウザで閲覧できる。今後、送受信時の時刻認証機能や、送信したファイルの原本を自動的にコピーして保管する機能も提供する予定だ。

 送信するファイルのサイズなどによってメニューが異なる。10Mバイトから10Gバイトまで対応する。料金は個別見積もり。個人向けに無料メニューも提供する。送信時の最大ファイルサイズは10Mバイトである。