エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は2008年12月18日,新幹線車内で公衆無線LANを提供するサービス事業者として,NTTコミュニケーションズ(NTTコム),NTTドコモ,ソフトバンクテレコム,UQコミュニケーションズの4社を決定したと発表した。この4社が提供する無線LANサービスのユーザーは,追加料金なしに新幹線内でも無線LANを使ってインターネットを利用できる。

 対象となるサービスは,NTTコムの「ホットスポット」,NTTドコモの「mopera U(U「公衆無線LAN」コース)」および「Mzone」,ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」,UQコミュニケーションズの「UQ Wi-Fi」である。

 サービスは2009年3月のダイヤ改正時に,東京-新大阪間の東海道新幹線車内で開始する。同時にこの区間にある17駅の待合室でも,公衆無線LANサービスを使えるようにする。利用できる車両は,東海道新幹線N700系(関連記事)。

 新幹線の車両とインターネットとの通信は,運行業務用に線路に敷かれた漏えい同軸ケーブル(LCX)で行う(関連記事)。通信速度は,列車全体で,下り最大2Mビット/秒,上り最大1Mビット/秒になる。

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