NTTドコモは2008年12月17日,山形県の全域ならびに福島県の一部地域でFOMAに通信障害が発生していたことを発表した。原因は仙台エリアに設置してあるFOMA用交換機の故障で,12月15日午後7時28分の障害発生から16日午前2時52分の復旧までに約7時間半かかった。障害中はFOMAの音声通話とiモードのパケット通信が利用できなくなり,同エリアのユーザー39万人に影響が出た。

 原因の詳細は現在も調査中。障害発生時は通常,故障個所の特定,対処策の選定・実施というプロセスを取る。今回の障害では「故障個所の特定に時間がかかり,対処策はハードウエアの交換しか残されていなかった。このため,復旧までに時間を要してしまった」(同社)という。

 障害エリアは,山形県が鶴岡市の一部,酒田市の一部,東田川郡三川町の一部を除いた全域で,福島県が会津若松市,喜多方市,耶麻郡西会津町,耶麻郡北塩原村,耶麻郡磐梯町,耶麻郡猪苗代町,河沼郡会津坂下町,河沼郡湯川村,河沼郡柳津町,大沼郡三島町,大沼郡金山町,大沼郡昭和村,大沼郡会津美里町としている。

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