Nemoランタイム環境のメイン画面
Nemoランタイム環境のメイン画面
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 米Everypointは米国時間2008年12月15日,Java対応携帯端末向けのモバイル・アプリケーション・プラットフォーム「Nemo」のベータ版を公開した。リッチで対話型のモバイル・アプリケーション開発およびマーケティングのプラットフォームを提供する。

 このプラットフォームは,ベクター・グラフィックスやプッシュ型同期などの機能を備え,携帯端末向けJava仕様のMIDP 2.x に最適化されている。グラフィックスに関しては,アンチエイリアシング,アニメーション,ジオメトリック変換,トランジション効果,イメージの拡大/縮小など,ハイエンドの機能を提供する。

 端末に対しては,ランタイム環境とアプリケーションを無線で直接配布できる。また,アプリケーションがサーバー側のリアルタイム・インフラに常時接続でき,アプリケーションおよびユーザー間において効率的なデータ共有が可能だとしている。

 Nemoを基に開発したアプリケーションは,フィンランドNokia,韓国Samsung Electronics,英Sony Ericsson,米Motorolaなどのメーカーが販売している10億台超のインターネット対応携帯電話機で利用できるという。