企業向けシステム管理技術の米KACEは米国時間2008年12月15日,全社的なiPhoneの導入,管理,追跡を一元的に行うためのシステム製品「KBOX iPhone Management Module」を発表した。

 この製品は,同社のシステム管理アプライアンス「KBOX Systems Management Appliance」用のモジュール。企業で利用しているiPhoneを自動的に検知し,通信事業者との契約プラン,インストールしているソフトウエアなど,関連コストを詳細に把握できる。また,企業ポリシーに沿ったプロフィール設定や部署に応じたプロフィール設定の実装と管理が可能。iPhoneのビジネス利用の傾向を定期的にチェックする「Custom Reporting Wizard」機能も備える。

 KACEが引用した米Gartnerの調査によると,iPhoneをビジネス用途のモバイル・デバイスとして考えるユーザーが増えているという。また米ChangeWaveの調査によれば,iPhoneは特に中小企業に人気が高く,IT管理者の22%がビジネス用デバイスとして購入を考えているという。