米Googleは米国時間2008年12月11日,オープンソースWebブラウザ「Google Chrome」の正式版を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Chromeの安定性と処理速度が目標に達したため,ベータ版から正式版に移行させたという。今後も改善を続けるとともに,入力補完やRSSフィード購読などの機能を追加するほか,拡張機能用プラットフォームとMac OS X/Linuxの開発を行う。

 同社は9月にベータ版を初公開し,これまで14回のアップデートを繰り返して改良や問題解決に取り組んできた。具体的には,動画再生プラグインの安定性/速度向上,約1.5倍のJavaScript処理高速化,ブックマーク管理機能/プライバシの改善などの成果があった(関連記事:ベータ提供を開始した「Google Chrome」,ワンボックスでアドレス入力とWeb検索「Google Chrome」をアップデート,ブックマーク機能の強化やバグ修正など)。

 現在Chromeユーザーは全世界に1000万人以上いるという(関連記事:Google,Webブラウザ「Chrome」のPCプリインストールを計画)。

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