米Sprint Nextelは米国時間2008年12月9日,Windows Mobileを搭載した同社スマートフォン向けの新しいアプリケーション開発プラットフォーム「Sprint Titan」を発表した。Javaベースのオープンな標準を利用している。

 Java MEの既存のMIDPアプリケーションのサポートに加え,CDC/Foundation,OSGiフレームワーク,EclipseのeRCP(embedded Rich Client Platform)などに対応。位置情報,メッセージング,マルチメディアなど,Sprint固有のデバイス機能を利用するためのAPIも備える。

 開発ツールはEclipseのIDEに組み込んで利用する。デバイス上でのデバッグ機能や,デバイスのエミュレーション機能も搭載している。開発ツールや関連リソースは,同社の開発者向けサイトからダウンロードできる。

 Titanの対象機種はWindows Mobile 6.0および6.1搭載機。現時点では,「HTC Diamond」「HTC Touch Pro」「HTC Touch」「HTC Mogul」の4機種をサポートする。

 Sprintでは,このTitanを第1弾として,オープンな開発プラットフォームを今後いくつか発表する予定という。

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