富士通、既存システムのHTML画面をマッシュアップし業務効率を高めるツールを発表富士通は2008年12月10日、Ajaxを活用したWebアプリケーションを開発するためのミドルウエアの新版を発表した。今回新たに、分散した複数のシステムのHTML画面を、同一画面上で表示するためのマッシュアップ機能を追加。同日付で販売を開始した。 名称は「Interstage Interaction Manager V9.1」。主な利用例として、商品の受発注システムの画面に商品管理システムの画面と在庫情報システムの画面を組み合わせるなどのケースがある。クライアントに受注した商品番号を入力したら、同一画面上に商品情報と在庫情報が表示されるといった具合だ。「受注してから商品コードを調べて在庫情報システムにアクセスし数値を入力する、といった作業の必要がなくなる」(富士通の西尾清アプリケーション・ミドルウェア事業部第四開発部部長)。 Ajax機能を持っているため「商品コードの最初の数ケタを入力すれば、該当する商品コードの候補一覧が表示されるなど、入力の手間を省く機能も豊富に持っている」(西尾部長)。在庫数を超える受注の入力を防ぐといったことも可能だ。 Interstage Interaction ManagerをインストールするWebサーバーに「マッシュアッププロキシ」と呼ぶ機能を持たせることで、クライアントから様々なサーバーへアクセスすることを可能にした。一般的に特定の支社にある企業のクライアント端末は、セキュリティ対策のため「その支社向けに設置した特定のWebサーバーにしかアクセスできない設定になっている」(西尾部長)。そのため、データセンターのWebサービスや、本社にあるWebアプリケーションなどは利用できないという問題があった。 Interstage Interaction Managerを利用する場合、クライアントは特定のWebサーバー上のマッシュアッププロキシを介して、その他のサーバーにアクセスすることができる。マッシュアッププロキシでは、許可したサーバー以外へのアクセスを制限する機能も持つ。 富士通の藤井泰アプリケーション・ミドルウェア事業部事業部長は「一般的にマッシュアップというと、クライアントの側で様々なアプリケーションを組み合わせるイメージだろう。だが、その場合は新たにマッシュアップ用の資産を作らなくてはならない。Interstage Interaction Managerは、既存のHTML資産に手を加えずにマッシュアップできるところが特徴だ」と説明する。 対応OSはサーバーがWindows Server 2008/2003、Windows 2000 Server、クライアントがWindows Vista/XP/2000。販売価格は1ユーザーライセンスが45万5000円、プロセサライセンスが260万円。アプリケーションサーバーを導入していない場合は、別途導入が必要になる。 |