米Appceleratorは米国時間2008年12月9日,Web技術を使ってデスクトップおよびモバイル・アプリケーションを作成できるオープンソース・プラットフォーム「Appcelerator Titanium」のプレビュー版を公開した。TitaniumのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Titaniumでは,HTMLやCSS,JavaScriptといったWeb技術を使ってパソコンやモバイル端末などで動作するアプリケーションを開発できる。従来のWebアプリケーションと異なり,Webブラウザ外のデスクトップ上のデータを読み書き可能で,オンラインとオフラインの両方で動作するWebアプリケーションを開発できる。

 Titaniumは,WebKit,Gears,Chromiumなどのオープンソース技術を採用しており,ファイル・システムに直接アクセスする機能のほか,ローカル・データベース管理やデータ統合などの機能を備えている。対応OSはWindowsとMac OS Xで,Linux版も2009年1月に公開される予定。

 なお同社は同日,シリーズAの投資ラウンドを完了し,410万ドルの資金調達に成功したことを公表した。