アンリツは2008年12月10日,シグナルアナライザ「MS269xAシリーズ」およびベクトル信号発生器「MG3700A」の機能強化に向けて,次世代PHS(XGP:eXtended Global Platform)方式に対応したソフトウエアを開発したと発表した(発表資料)。12月12日から販売する。

 今回開発したソフトウエアは,各種移動通信システムの開発・製造で利用されているMS269xA用の「XG-PHS測定ソフトウェアMX269016A」,「XG-PHS IQproducer MX269909A」およびMG3700A用のPCソフトウエア「XG-PHS IQproducer MX370109A」である。こうしたソフトウエアを使用することで,MS269xAシリーズを使って次世代PHS方式に対応した携帯電話端末や基地局,デバイスの送信および受信特性を評価できるようになる。

 またMG3700Aは,受信特性評価が可能となる。この受信特性評価を行う際には希望波と妨害波が必要となるが,MG3700Aは希望波に加え妨害波の出力も可能で,受信特性評価を1台で実行できる。