フリービット、iPhoneをリモートコントロールする技術を公開仮想IPv6ネットワーク構築サービスを「ServersMan」ブランドで展開へインターネット関連システム開発を手がけるフリービットは2008年12月9日、IPv6ネットワークをインターネット上で仮想的に構築する技術「EmotionLink」をiPhone 3Gで利用するデモンストレーションを、2008年第2四半期決算説明会で関係者向けに公開した。 また同時に、現在「SemantiqNode」という名称で提供しているEmotionLinkを利用した個人向けサービスを、今後は、新たに「ServersMan」ブランドとして、複数のプラットフォームに展開していくことも発表した。 最初に行われたデモでは、iPhone内に保存した100MBのMPEG4 AVC形式の動画を、iPhoneをWebサーバーとして直接公開し、パソコン上のブラウザーで再生した。 デモを行ったiPhoneにはEmotionLinkを使用するためのアプリケーションをあらかじめインストールしている。このEmotionLinkを使用して構築される仮想的なIPv6ネットワークのルーティングは、フリービットが行う。今回のデモでも、iPhoneをサーバーとして利用する際に使用したドメイン名は「iphone.freebit.net」。IPv6のアドレスを割り振られたiPhoneは、このドメイン名の後に続く「misawa_node」というネットワークのノードとしての識別名が付けられていた(図1)。 2番目のデモはブラウザーから、EmotionLinkをインストール済みのiPhone 3Gの現在地を地図に表示し、そのiPhoneに対して遠隔操作を行うというもの。デモ画面には、「簡単音声再生」「バイブレーション」「遠隔アプリ」というメニューが用意されていた(図2)。地図データはGoogleマップのものを利用したいわゆるマッシュアップサイトとして構築されているため、参照したiPhoneの周囲の状況を「Googleストリートビュー」の機能を使って確認することもできる。 簡単音声再生では、ブラウザーから参照したiPhone内に保存済みの音声データを再生し、iPhoneを持っている人に対してメッセージを届けられるというもの。デモでは、「早く帰りなさい」「いつまで寄り道しているの」といった音声を再生し、母親が子供に対して、直接電話をかけるのではなく、音声で注意を促すといった用途を示した。 バイブレーションメニューでは、遠隔地のiPhoneのバイブレーション機能を働かせ振動させる。 遠隔アプリのデモでは、参照したiPhoneのカメラ機能をリモートで起動し、所有者に撮影を指示。撮影データをブラウザーから参照する機能を示した。iPhoneの仕様上、遠隔操作でカメラでの撮影を行ったり、撮影画像を公開したりといったことはできず、今回のデモでは、カメラ機能を起動後、所有者に撮影を促すメッセージを表示し、撮影データを公開するかを確認するプロセスを踏んだ。 最後のデモは、EmotionLinkで接続した2台のiPhoneを使用。1台のiPhoneを振ると、もう1台のiPhoneのバイブレーション機能が働き、本体が振動するというものだった。 |