写真1●Baidu PHSレンタルサービスで利用する京セラ製の電話機「WX310K」
写真1●Baidu PHSレンタルサービスで利用する京セラ製の電話機「WX310K」
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写真2●Baidu PHSレンタルサービスの電話機で表示される画面
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 ウィルコム,中国の検索大手の百度(Baidu),携帯電話レンタルのテレコムスクエアの3社は2008年12月5日,中国語のユーザー向けにPHS電話機を日本国内で貸し出す「Baidu PHSレンタルサービス」を開始すると発表した。申し込みの受け付けを同日開始し,実機の貸し出しは12月12日から実施する。

 Baidu PHSレンタルサービスは,ビジネスや観光などで日本に訪れた中国語のユーザー向けにPHS電話機を貸し出す。ユーザーは百度のWebサイト(関連記事)で事前に申し込み,空港内にあるテレコムスクエアのカウンタでPHS電話機を受け取る。同サービスを利用できる空港は成田国際空港第1ターミナル,同第2ターミナル,関西国際空港,福岡空港国際ターミナル。サービスの提供・運営はテレコムスクエアが実施する。

 料金は,基本料が1日当たり525円,通話料が国内/国際通話一律で1秒当たり3.2円(1分189円)。「国際通話の利用を中心に想定している」(ウィルコム)という。ウィルコムの端末同士の音声通話が定額になる「ウィルコム定額プラン」には対応しない。端末は京セラ製の「WX310K」を活用しており,音声通話のみの利用が可能である(写真1写真2)。

 ウィルコムと百度はPHSを活用した中国語ユーザー向けのモバイル情報サービスで協業することを9月30日に発表済み。今回は協業の第一弾で,「今後は中国語ユーザー向けに検索サービスや情報コンテンツも提供していく。コンシェルジュ(執事)サービスの提供も検討している」(ウィルコム)という。

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