写真●台湾HTC製のスマートフォン「Dual Diamond」(S22HT)
写真●台湾HTC製のスマートフォン「Dual Diamond」(S22HT)
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 イー・モバイルは2008年12月4日,Windows Mobileを搭載したスマートフォンの新機種「Dual Diamond」(S22HT,写真)を投入すると発表した。12月20日に販売を開始する。

 Dual Diamondは台湾HTC製で,本体前面のテンキーと,本体をスライドすると現れるQWERTY配列の二つのキーボードを搭載した点が特徴。「通常は50mm程度ある端末の幅が約43mmとスリムになっている。色はブラックのほかにパールホワイトを用意して,女性の利用も狙っている」(阿部基成執行役員副社長)。

 OSはWindows Mobile 6.1 Standard Editionを搭載しており,タッチパネルには対応しない。その代わりに「ユーザー・インタフェースに工夫を凝らした。ホーム画面から1,2回のキー操作で簡単にメールやブラウザを利用できるようにした」(阿部副社長)。

 初期費用はベーシック契約時が6万2980円。2年間の契約を条件に端末価格と月額料金を割引く「新にねん」契約時が3万8980円。10月に投入したTouch Diamond(S21HT)よりも,いずれも1000円安くした(関連記事)。契約事務手数料が別途2835円かかる。

 端末の主な仕様は以下の通り。ディスプレイは2.4インチのQVGA TFT液晶(約6万5000色)で,320万画素のカメラ機能を搭載する。GPS(全地球測位システム)機能は入っていない。通信機能は,W-CDMA/HSDPA(下り7.2Mビット/秒,上り384kビット/秒),GSM,IEEE802.11b/gの無線LAN,Bluetooth 2.0(+EDR準拠)に対応する。連続通話時間は約345分,連続待ち受け時間は約260時間。サイズは幅43.4mm×奥行き116.3mm×高さ17mm,重さは約140グラム。

 イー・モバイルは同日,11月6日に発表したファーウェイ・テクノロジーズ製の携帯電話機「E.T.」(EMOBILE TALK,H12HW)も12月20日に販売を開始すると発表した。

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