写真●ドバイのi-mate製スマートフォン「i-mate Ultimate 8502」
写真●ドバイのi-mate製スマートフォン「i-mate Ultimate 8502」
[画像のクリックで拡大表示]

 日本通信は2008年12月3日,アラブ首長国連邦ドバイのi-mate(アイ-メイト)が開発したWindows Mobile搭載スマートフォン「i-mate Ultimate 8502」(写真)を日本市場に投入すると発表した。JATE(電気通信端末機器審査協会)とTELEC(テレコムエンジニアリングセンター)の認証を受け,既に出荷できる状態にあるという。価格は未定で,決まり次第公表する。

 i-mate Ultimate 8502は2.6インチのQVGAタッチ・スクリーン,QWERTY配列のキーボード,2.0メガ・ピクセルのデジタルカメラ機能,GPS(全地球測位システム)機能などを備え,通信機能はW-CDMA/GSM,IEEE802.11b/gの無線LAN,Bluetooth 2.0に対応する。Word Mobile,Excel Mobile,PowerPoint Mobileなどのアプリケーションを標準で搭載し,ディスプレイに表示した内容はUSB経由で外部のプロジェクタやモニターに出力することが可能。日本語表示も「Windows Mobileが日本語に対応しているので問題ない」とする。

 また企業向けに,紛失・盗難時に端末を遠隔ロックしたり,データを削除したりできる「Secure i-Q」,端末の設定やセキュリティを遠隔管理できる「Professional i-Q」などのソリューションを用意する。これらは日本通信ではなく,i-mateが提供するもので,「i-mate Ultimate 8502のユーザーであれば無料で利用できる」という。

 プロセッサは米クアルコムの「MSM 7200」(動作周波数は400MHz)。メモリーは128MバイトのRAMと256MバイトのROMを備える。サイズは幅55mm×奥行き116mm×高さ15mm,重さは約140グラム(電池パック装着時)。連続通話時間は最大約4時間,連続待ち受け時間は最大180時間。

 日本通信では,i-mate Ultimate 8502を法人向けのデータ通信サービス「I・Care3G」(関連記事)と組み合わせて販売していく考え。一部顧客には既に提案活動を始めているという。

[発表資料へ]