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 アッカ・ワイヤレスと京急グループの京急交通(本社:神奈川県鎌倉市,社長:松本賢治氏)および京急横浜自動車(本社:神奈川県横浜市,社長:松本賢治氏)は2008年12月3日,同日からタクシー内での無線LANを利用したブロードバンド・インターネット接続サービスの商用トライアルを提供すると発表した(発表資料)。

 このサービスはHSDPA(ソフトバンクモバイルの回線を利用)と無線LAN(IEEE802.11b/g)を組み合わせて,タクシー内での無線環境を整えることによって実現する。これにより,無線LAN対応の携帯音楽プレーヤーやゲーム機,パソコンなどを所有するユーザーは無線設備を搭載した京急タクシーに乗車した際に,車内でブロードバンドを利用したインターネット接続が可能となる。

 商用トライアルの期間は2009年1月31日まで。この間,接続料は無料で提供する。営業地区は,品川地区とみなとみらい21地区を予定する。このトライヤル期間中にユーザーの利便性などの検証を行い,有料サービスへの移行を検討する。今後はこのネットワークを活用し,タクシー内のデジタルサイネージを利用したタイムリーな地域情報やCMなどの掲示,決済サービスなどの整備の検討も予定する。

 今回のトライアルサービスでは,アッカ・ワイヤレスが機器の設置,メンテナンス,サポートサービスを行い,インターネット接続サービスを提供する。京急交通および京急横浜自動車は,設置スペースの提供と告知プロモーションを行う。