サイバートラストは2008年12月1日,公開鍵長2048ビットのEV(Extended Validation)SSL証明書「SureServer EV[2048bit]」を発売した。価格は有効期間1年で15万7500円,有効期間2年で28万9800円。同社の1024ビットのEV SSL証明書「SureServer EV」と同じ価格設定だ。

 今回発表したSureServer EV[2048bit]は公開鍵長が2048ビットのEV SSL証明書。公開鍵長が1024ビットの場合より,暗号化強度が高い。CA/Browserフォーラムは公開鍵長1024ビットのEV SSL証明書の利用を2010年12月31日までに制限しているが,SureServer EV[2048bit]は2011年以降も利用可能だ。

 また,現在利用されている携帯電話の99%にSureServer EV[2048bit]を判別するためのルート証明書が組み込まれているという。そのため,2048ビットのEV SSL証明書で問題となる携帯電話カバレッジ(対応範囲)低下の心配がない。

 EV SSL証明書とは,認証局(CA)とWebブラウザ・ベンダーで構成する業界団体のCA/Browserフォーラムが定める世界統一規格で発行されるWebサーバー用証明書。従来の非EVのSSL証明書よりも審査基準が厳しいため,EV SSL証明書を持つWebサイトはより信頼性が高いサイトと言える。

■変更履歴
製品名をSureSever EVとしていましたが,正しくはSureServer EVです。お詫びして訂正します。本文およびタイトルは修正済みです。 [2008/12/2 13:49]