RackSwitch G8100
RackSwitch G8100
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 網屋は,1基のサーバー・ラックで大量の仮想サーバーを運用することを想定したイーサネット・スイッチ2製品を,2008年12月1日に販売開始/出荷した。(1)仮想サーバーをQoS制御するギガビット・スイッチ「RackSwitch G8000」と,(2)SAN接続やサーバー・ラック間接続を見据えた低遅延の10Gbpsスイッチ「RackSwitch G8100」である。

 なお,2製品の開発会社は,米Blade Network Technologies(以下,米BRADE)。米BLADEの日本オフィスが2008年6月に製品概要や国内販売価格などを発表済み。網屋は米BLADEの日本国内における販売代理店の第1号である。網屋の販売価格は,米BLADEによる2008年6月発表当時と同じで,RackSwitch G8000は126万4000円(税別)から,RackSwitch G8100は274万9000円(税別)から。

 「RackSwitch G8000」は主に1000BASE-Tポート×44個を搭載し,仮想サーバーの稼働プラットフォームであるラックマウント・サーバー機のネットワーク配線を収容する用途に適する。個々の仮想サーバーに割り当てられたMACアドレスをベースに,QoS制御など各種のネットワーク属性の動的割り当て管理が可能である。

 一方,「RackSwitch G8100」は主に10GBASE-CX4ポート×24個を搭載し,SAN(FCoE)接続や,サーバー・ラック間の接続に適する。CEE(Converged Enhanced Ethernet)など次世代のイーサネット規格が固まるのに合わせて,順次ファームウエアをリリースする。これにより,FibreChannelプロトコルをイーサネット上で利用するFCoEによるSAN接続が可能になる。