図1●Webページのレスポンスの測定結果。ページを構成する要素ごとに測定できる
図1●Webページのレスポンスの測定結果。ページを構成する要素ごとに測定できる
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図2●Webページのレスポンスの測定結果のグラフ表示
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 サムライズは2008年11月28日,ASP形式のWebサイト監視サービス「Gomez(ゴメス) Experience First」の提供を開始した。サービス利用者は自分のパソコンのブラウザから,自社のサイトなど指定したWebサイトに対して,パフォーマンスを測定したり,機能テスト,負荷テストを実施し,結果を見ることができる。米Gomezが提供しているサービスを,サムライズが国内企業向けに提供するもの。海外では米Googleや米Yahoo!,米Amazonなど約2000社が,Gomezのサービスを利用しているという。

 パフォーマンス測定では,Webページのレスポンス時間を,HTMLやCSS,画像,JavaScriptなどページを構成する要素ごとに測定して表示する(図1図2)。Gomezが世界中に設置する約4万のテストノードを利用することで,日本国内からだけでなく,海外からアクセスしてきたときのレスポンスも測定できる。

 機能テストでは,OS,ブラウザ,画面サイズの様々な組み合わせで,Webページがユーザーからどのように見えているのかを確認できる。また,スクリプトを使ってテスト用シナリオを作成し,Webサイトのページ遷移などが仕様どおりに実装されているかどうかをチェックすることもできる。テスト用シナリオは,オープンソースのテスト・ツール「Selenium」で作成したものを利用することも可能。

 「Webサイトのレスポンスや見え方をユーザーの視点から確認することで,ユーザー・エクスペリエンスが向上し,ブランディングや機会損失削減などに役立てられる」(サムライズの高橋伸郎マーケティンググループ課長)。サービスの価格は年額80万円から。