Windowsの「緊急」脆弱性を突くウイルスが続出、PCを乗っ取られる恐れマイクロソフトなどが相次いで警告、まだのユーザーはすぐにパッチ適用を米マイクロソフトやセキュリティ企業各社は2008年11月25日、同年10月24日に公表されたWindowsの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用するウイルス(ワーム)が続出しているとして注意を呼びかけた。セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を適用していないパソコンでは、インターネットに接続するだけで感染し、パソコンを乗っ取られる恐れがある。 ウイルスが悪用するのは、セキュリティ情報「[MS08-067]Serverサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される (958644)」に含まれる脆弱性。影響を受けるのは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008。深刻度は、Windows 2000/XP/Server 2003が「緊急」で、Windows Vista/Server 2008が上から2番目の「重要」。 マイクロソフトは、同社製品のセキュリティ情報と修正パッチを、毎月第2火曜日(米国時間。日本時間ではその翌日)に公開している。しかしながら、この脆弱性については、細工が施されたデータを送信されるだけで悪質なプログラム(ウイルスなど)を実行される恐れがあるため、セキュリティ情報と修正パッチを緊急リリースした。 実際、セキュリティ情報の公開前から、この脆弱性を悪用した攻撃は確認されていた。公開以降も、セキュリティ企業各社は、この脆弱性を悪用する攻撃やウイルスを報告。そして今回、脆弱性悪用のウイルスが続出しているとして、各社は改めて注意を呼びかけた。 マイクロソフトによれば、「MS08-067」のパッチを適用していないユーザーから、ウイルス感染報告が多数寄せられているという。報告されているウイルスの一例は「Win32/IRCbot.BH」と呼ばれるもの。ボットの一種であり、感染すると、攻撃者にパソコンを乗っ取られてしまう。 米マカフィーが最近確認したウイルスとして挙げているのは「W32/Conficker.worm」。感染すると、特定のWebサイトから別のウイルスをダウンロードして感染させる。加えて、脆弱性のあるパソコンを見つけると、ネットワーク経由でウイルス本体を送り込み感染させる。 米トレンドマイクロでは、「WORM_DOWNAD.A」や「WORM_NETWORM.C」を例示。いずれもW32/Conficker.wormと同様に、特定サイトから別のウイルスをダウンロードして実行するとともに、ネットワーク経由で自動的に感染を広げようとする。 脆弱性を悪用されないための最善策は、マイクロソフトが提供する修正パッチを適用すること。修正パッチは「Microsoft Update(Windows Update)」から適用可能。自動更新機能を有効にしていれば自動的に適用される。特別な理由がなければ、必ず適用しておきたい。
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