米Microsoftは米国時間2008年11月19日,月額14.99ドルで好きなだけコンテンツをダウンロードできる定額サービス「Zune Pass」の刷新を発表した。従来からのサービス利用中の無制限ダウンロードに加え,毎月最大10曲を選んでサービス解約後も保存できるようにする。

 同社はコンテンツ提供に関して,英EMI Music,ソニー子会社のSony BMG Music Entertainment,米Universal Music Group(UMG),米Warner Music Groupのほか,インディーズ・レーベル数社と提携したことも明らかにした。これによりZune Passの利用者は,永久保存できる楽曲の選択肢が大幅に増えることになる。

 提携会社が拡大することで,DRMフリーの楽曲がZune Passの音楽ライブラリ全体の9割を占める見通し。永久保存の楽曲として選んで,好きなMP3プレーヤで再生できる。

 ちなみにフィンランドのNokiaが提供する音楽配信サービス「Comes With Music」では,携帯電話とパソコンに楽曲を無制限にダウンロードでき,サービス期間終了後も楽曲をすべて保存できる(関連記事:Nokiaの音楽配信サービス「Comes With Music」に,Warner Musicが楽曲を提供)。ただし米メディア(CNET News.com)によると,これらの楽曲はDRMで保護されており,CDに焼いたり,他のプレーヤで再生することはできない。

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