インドWiproのグローバルITサービス部門であるWipro Technologiesと米Oracleは,インドのバンガロールにあるWipro敷地内に共同でOracleソリューション研究所「OZONE」を開設したと発表した(現地時間2008年11月18日)。この施設においてソリューションを共同で開発するほか,顧客のITロードマップ作成を支援する。

 OZONEにおいて,顧客は,アプリケーション統合アーキテクチャ「Application Integration Architecture(AIA)」やミドルウエア「Oracle Fusion Middleware」などのOracle製品の導入をテストできる。また,Oracle製品を使った特定業界向けのエンド・ツー・エンドのソリューションや,Wiproが開発した合同ソリューションなどのデモンストレーションを体験することができる。

 現在,この研究所では,AIAを採用した通信業界向けプロセス統合パック(PIP)の共同開発が進められている。また,人材管理やCRM(顧客関係管理),SCM(サプライ・チェーン管理)の各分野において業界横断的なソリューションの共同開発を行う。