米Microsoftは米国時間2008年11月17日,企業用オンライン・サービス「Microsoft Online Services」のうちメッセージング機能「Exchange Online」とポータル機能「SharePoint Online」の米国企業向け正式提供を開始した。米国以外では2009年に提供を始める予定という。

 Microsoft Online Servicesは,Microsoftまたは再販パートナのサーバーで企業向け各種ソフトウエアをホスティングし,月額制で利用可能とするアプリケーション・サービス・スイート。電子メール/アドレス帳/カレンダー機能のExchange Onlineは「Exchange Server 2007」,ポータル/コラボレーション機能のSharePoint Onlineは「Microsoft Office SharePoint Server 2007」をベースとしている。単一のWebインタフェースから動作状況の監視,ユーザーの追加/設定/管理,ライセンス管理といった作業が行える。

 それぞれ単独契約できるほか,「Office Live Meeting」「Microsoft Exchange Hosted Services」「Microsoft Office Communications Online」を含むスイートとしても利用可能。料金は,Exchange Onlineが1ユーザー当たり月額10ドルから,SharePoint Onlineが同7.25ドルから。

 同社は今後もMicrosoft Online Servicesの拡充を続け,2009年に既存ソフトウエア製品ベースのIT管理/セキュリティ機能を追加するとしている。

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