日本IBMは2008年11月17日、2002年10月から実施していた三菱自動車とのITアウトソーシング契約を5年間延長したと発表した。新たな契約期間はこの10月から2013年9月まで。

 IBMがグローバルで保有する技術者やデータセンターなどのリソースを組み合わせ、品質やコストの面で競争力のあるサービスの提供を目指す。契約金額は非公表。

 アプリケーションの運用保守にはインドの拠点を活用する。システム基盤の運用については、障害管理やヘルプデスクなど必要な機能をグローバルで集約・体系化した「IBMグローバル標準デリバリーモデル」に基づいてサービスを提供する。IBMのデータセンターに設置したメインフレームを貸し出す「ホスティング・サービス」の提供範囲を拡大し、システムの堅牢性や柔軟性を高める。

 アプリケーションの運用保守、システム基盤の運用、利用部門に対するヘルプデスク業務といったこれまでのサービスに加えて、部品・製品情報基盤の整備、システム基盤の標準化に向けた企画支援などのサービスも提供していく。