マン島Canonicalと英ARMは英国時間2008年11月13日，「ARMv7」アーキテクチャ対応システム・オン・チップ（SoC）向けにCanonicalのLinuxディストリビューション「Ubuntu」を提供すると発表した。これにより，ARMの省電力プロセサを採用する低価格小型ノート・パソコン（Netbook）などで，Ubuntuの利用が可能となる。

　フル機能版のARMv7向けデスクトップUbuntuを，「ARM Cortex-A8」「ARM Cortex-A9」プロセサ用に開発する。正式提供はCanonicalが通常の提供チャネル経由で2009年4月に始める予定。

　これらプロセサは，消費電力が少ないにもかかわらずグラフィックス／ビデオ機能も備えている。インターネットと常時接続可能で，バッテリ駆動時間の十分長いモバイル機器を実現できるという。

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