写真1●FortiGate-620B
写真1●FortiGate-620B
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写真2●米フォーティネット 製品担当 バイスプレジデントのアンソニー・ジェームス氏
写真2●米フォーティネット 製品担当 バイスプレジデントのアンソニー・ジェームス氏
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 フォーティネットジャパンは2008年11月13日,中規模企業向けのUTMアプライアンス「FortiGate-620B」(写真1)を発表した。ファイアウォールのスループットを16Gbpsまで高めたのが特徴。年間の保守契約料を含んだ参考価格は334万40000円(税別)。

 FortiGate-620Bは,ファイアウォール,VPN,アンチウィルス/アンチスパムウエア,Webコンテンツ・フィルタリングなどのセキュリティ機能を提供するUTMアプライアンス。NP2(FortiASIC Network Processor 2)を搭載することで,ファイアウォールのスループットを16Gbpsまで,VPNのスループットを12Gbpsまで高めたのが特徴だ。NP2は,同社が開発したセキュリティに特化したASICネットワーク・プロセッサ。これまでセキュリティ製品のハイエンド・モデルに使われていたNP2を,今回は中規模企業向けのミッドレンジ・モデルに採用した。

 FortiGate-620Bのポート数は20で,そのうち16ポートがNP2によって高速化されている。拡張モジュールを使って,ファイアウォールのスループットを20Gbpsまで高めることも可能。「同じ価格帯の競合製品と比較して,最もスループットが高い製品」(米フォーティネット 製品担当 バイスプレジデントのアンソニー・ジェームス氏)(写真2)だという。