米Sun Microsystemsは米国時間2008年11月13日,環境保護の促進を目的とするオンライン・コミュニティ・サイト「OpenEco.org」の機能強化を発表した。同サイト上で提供するツールの強化により,企業や個人ユーザーによる温室効果ガス(GHG)排出量の追跡やレポート作成,環境に対する影響の軽減をサポートする。

 同サイトでは,企業および個人ユーザー向けにGHG排出量の算出,比較,削減を支援するツールを無料で提供している。今回,算出対象となる二酸化炭素の排出源を追加したほか,新しい二酸化炭素量の算出方法を組み込んだ。その結果,ユーザーは二酸化炭素排出量を総合的に把握し,業界標準の評価指標を使ってGHGデータを報告できるようになった。

 OpenEco.orgは,Sunのほか,米Inspiring Green Leadership,米Aspect Security,米Natural Logicといった団体が中心となって運営するコミュニティ・サイト。GHG排出量の算出ツール以外にも,エネルギ効率に関するリソースや実証済みのベスト・プラクティスを共有できるオンライン・フォーラムなどを提供している。2007年9月の開設以来,600社を超える企業やおよそ2000人の個人ユーザーが定期的にアクセスしているという。