新しいWindows Liveホームページの画面
新しいWindows Liveホームページの画面
[画像のクリックで拡大表示]

 マイクロソフトは11月13日、同社が提供しているオンラインサービス「Windows Live」の最新版を、12月上旬より提供開始すると発表した。無料オンラインストレージの容量拡大や、他社のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)との連携で、オンライン上の通信/共有環境を強化した。

 インターネット上にファイルを保存し、ほかのユーザーと共有できる無料オンラインストレージ「Windows Live SkyDrive」は、容量をこれまでの5GBから25GBに増やす。また、新たに追加する「更新情報」機能と連動させることで、写真や動画のアップロード、ブログの更新などを「つながり」に登録した相手に自動的に通知できるようにした。

 写真共有サイト「Flickr」やビジネス向けSNS「LinkedIn」など、全世界の50社以上のSNSサイトと連携し、オンライン上のさまざまな場所でデジタルコンテンツを閲覧/編集/共有できる環境を整えた。これによりユーザーは、家族や友人がWindows Live以外のブログサービス上で投稿した記事や写真などを、Windows Live上でまとめて閲覧できるようになる。

 またWindows Liveのホームページで新着メールやニュース、カレンダー、アドレス帳を一括して管理できるようにするほか、インスタントメッセンジャー、写真共有などの各種サービスにもWindows Liveからアクセスできるようにする。これらのサービスは、引き続き無料で提供する。

 Webメールサービスの「Windows Live Hotmail」も機能強化し、速度が70%、スパムメールのフィルタリング機能が80%向上しているという。他社のWebメールや、プロバイダが提供するメールなど、複数の電子メールアカウントを使い分けられる機能も追加した。さらに、メールボックスの容量を増強するほか、カレンダーをユーザー同士で共有/同期したり、複数のカレンダーを同期できる機能も用意する。

■関連情報
・マイクロソフトのWebサイト http://www.microsoft.com/japan/