NECは2008年11月13日まで開催中の「iEXPO2008」に、海底に各種センサーを取り付けて監視する「港湾監視ネットワークシステム」を出展した。各センサーをIPネットワークで結んだほか、センサーを脱着しやすくしたのが特徴。官公庁や研究機関、漁協などに売り込む。
同システムは海底に水温センサーや地震センサー、音響センサー、イオンセンサーなどを設置し、それらのデータをIPネットワークを介して収集する。海底環境の研究や防災、漁場への不正侵入防止などの用途を想定する。
「海底設備というと敷設や改修に大きなコストがかかるというイメージがある。このシステムなら研究機関や漁協の担当者でも、センサーの増設や交換が可能だ」(NEC)。ダイバーが工具なしでケーブルを脱着できるという(写真1)。
センサーは案件ごとに用途にあったものをNECが提供する(写真2)。ユーザー自身が用意するセンサーも組み込むことが可能。価格は個別見積もり。
タイトルで“密猟者”としていましたが,“密漁者”の間違いでした。お詫びして訂正します。 [2008/11/13 16:10]