写真●「Kapow Mashup Server Webコーディネータシステム」の開発環境の画面
写真●「Kapow Mashup Server Webコーディネータシステム」の開発環境の画面
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 NECシステムテクノロジーは、Webシステムの統合や移行を支援する「Kapow Mashup Server Webコーディネータシステム」(写真)を、2008年11月11日から13日まで開催のiEXPO2008に出展している。

 同製品は、社内に散在する複数のWebシステムを1つのシステムに統合して利用可能にする。例えば、入退室管理システムと勤怠管理システムが独立して稼働している場合には、2つのシステムに同じ時刻データをそれぞれ入力しなければならない。これをKapow Mashup Serverで統合することによって、入退室管理システムと勤怠管理の時刻データが1回で入力するだけで済むようになる。

 Webシステムの統合では、既存システムとは別に統合システムを利用するための操作画面を作成する。統合システム上で利用するデータは、自動収集ロボットが既存システムから取得する仕組みなので、既存システムに手を加える必要がない。「企業が合併後に複数の顧客データベースを持っている場合には、データベース統合に時間をかけなくても、マッシュアップすることによって短期間でデータを効率的に利用できるようになる」(同社説明員)。社内だけではなく外部のWebサービスを統合させて利用することもできるという。価格は税別1000万円から。