温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」  (c) JAXA
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」  (c) JAXA
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 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2008年11月12日,温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の打ち上げの様子をライブ中継する事業者を公募すると発表した。CS放送事業者やケーブルテレビ(CATV)事業者を含む放送事業者のほか,携帯電話機向けを含むインターネット配信事業者,科学館や学校などでのパブリックビューイング向けに,直接営利を目的としないことを条件に募集する(募集案内)。

 JAXAではこれまで,衛星の打ち上げなどに合わせてミッションを紹介する番組「JAXA放送」を独自に制作し,関連機関に配信してきた。今回JAXAは,これまでより幅広い視聴者に放送を見てもらうことを目的に,中継先を公募することにした。

 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」は,地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」の濃度分布を観測し,二酸化炭素の排出量削減に貢献することを目的とした人工衛星である。H-IIAロケット15号機によって,2009年1月21日12時54分に打ち上げ予定で,JAXAは打ち上げの前後約30分ずつ,計1時間程度の番組を配信する予定である。