米Zohoは米国時間2008年11月11日,同社のWebサイト監視サービス「Site24x7」に企業向けアカウントを追加したと発表した。これまでは無料アカウントとプロフェッショナル・アカウントの2種類を提供していた。

 Site24x7は,Webサイト,オンライン・アプリケーション,サーバーなどを監視しするサービス。パフォーマンスの問題点を判断するために,ファイアウオールの外から監視チェックを実行する。ダウンタイムやパフォーマンス上の問題が検出された場合には,電子メールまたはショート・メッセージング・サービス(SMS)によって通知する。

 新しい企業向けアカウントにより,企業はステータス・ページにおいて自社のWebアプリケーションのパフォーマンスを表示できるようになった。企業向けサービスでは,監視機能に加え,Webサイトのサービス・レベルを定義してパフォーマンスを追跡するサービス・レベル契約(SLA)管理機能,パフォーマンスの測定値や傾向をまとめたレポート機能,異なるロケーションで測定したWebサイトのパフォーマンスを表示するダッシュボードなどを提供する。

 監視対象としては,Webサイト,Webアプリケーション,メール・サーバー,Webページ・アナライザ,DNSサーバーを選択でき,監視間隔は5分から設定ができる。Webサイトは,標準で5つのロケーションから監視されるが,月額4ドルでロケーションを追加することも可能。

 Zohoは同日,同社のWebサイトに新しいセクション「Zoho Status」を追加した。このセクションでは,Site24x7を使って同社サービスのパフォーマンスをシンガポール,英国,ドイツ,オーストラリア,米国内の複数拠点から監視した結果を公開している。

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