ソニーマーケティングは2008年11月11日,デジタル機器のユーザーが記録した写真や動画,メモ(テキストデータ)などのデジタルコンテンツをWebブラウザー上でまとめて管理できる“ライフログ・シェアリングサービス”「Life-X」(ライフ・エックス)を,11月11日に正式オープンさせた(Life-XのWebサイト)。このサービスではLife-Xの専用サイトに蓄積したコンテンツに加えて,ほかの写真共有サービスや動画共有サービスなどにあるコンテンツをまとめて表示したり管理したりすることができる。コンテンツをテーマやカテゴリーごとに分けて「アルバム」を作成して特定の相手だけに公開する機能や,コンテンツを時系列順に表示できる機能などを搭載する。

 パソコンや携帯電話機から,Life-Xで管理するすべてのコンテンツを表示できるほか,写真やメモのアップロード,ほかのユーザーとのコメント交換やアルバム作成などを行うことが可能だ。またソニーの液晶テレビ「ブラビア」(2008年3月以降発売の機種)で,Life-Xで管理する写真の表示やコメントの書き込みができる。さらにゲーム機の「プレイステーション・ポータブル」(PSP)と「プレイステーション3」(PS3)のインターネットブラウザでも,Life-Xで集めた写真を表示することが可能である。

 同社はサービス開始に先駆けて2008年9月25日から1カ月あまりの間,一部のユーザーを対象にクローズドベータ版の公開を行っていた。その中でユーザーから出た意見や要望を基に,六つの機能改善を実施した。具体的には,(1)コンテンツの表示速度と動作速度の改善,(2)表示画面のデザインや操作性の改善,(3)連携するWebサービスの追加と機能改善,(4)携帯電話サイトの機能追加・改善――などを行った。