写真●「InfoFrame Dr.SumEA for EXPLANNER」の分析画面
写真●「InfoFrame Dr.SumEA for EXPLANNER」の分析画面
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 NECとウイングアークテクノロジーは2008年11月11日,NECの総合展示会「iEXPO2008」の会場で,NEC製の中堅中小企業向け会計ソフト「EXPLANNER/Ai」に,管理会計に必要なレポート機能を追加する新製品「InfoFrame Dr.SumEA for EXPLANNER」を出展した(写真)。同製品は10月20日に提供を開始したばかりで,今回が初のお披露目となる。

 同製品は,ウイングアーク製のBIソフト「Dr.SumEA」と,EXPLANNER/Aiから分析パターンに合わせてデータを取り込むためのテンプレート(Web画面とExcelフォーム)から成る。テンプレートは4種類あり,P/L(損益計算表)関連が「組織別損益推移」「組織+プロジェクト別損益分析 対予算」の2種,B/S(貸借対照表)関連が「月別実績 組織別貸借対照表 対前年」「三期比較貸借対照推移表」の2種である。

 導入企業には,上記の分析の前提になるP/L用,B/S用の2種のデータマートを構築するサービスも合わせて提供する。価格はDr.SumEAのサーバー・ライセンス1本とテンプレート,導入支援サービスを含めて200万円である。

 ウイングアークテクノロジーの中野浩士Dr.Sum事業部営業部NEC-Gr.マネージャーは,投入の狙いを「ERPのデータを有効活用したいと考える中堅企業は非常に多いが,従来のBI製品は高額なものが多かった。そこで,安価ですぐに使えるパック商品を作った」と説明する。今後,EXPLANNERシリーズの他の製品にも対象を広げて行く計画だ。