写真1●上映中の3Dデジタルシネマ「センター・オブ・ジ・アース」ダイジェスト版<BR>(撮影:皆木優子,以下同)
写真1●上映中の3Dデジタルシネマ「センター・オブ・ジ・アース」ダイジェスト版<BR>(撮影:皆木優子,以下同)
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写真2●チケットは会場1階の地上広場などで入手する
写真2●チケットは会場1階の地上広場などで入手する
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写真3●上映会場に入手する際に,携帯電話のディスプレイに表示されたチケットをリーダーにかざす
写真3●上映会場に入手する際に,携帯電話のディスプレイに表示されたチケットをリーダーにかざす
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 NECは2008年11月11日から13日まで開催中の総合展示会「iEXPO2008」において,NECのデジタルシネマへの取り組みを紹介するために,3D(3次元)デジタルシネマを上映している。上映作品はハリウッド映画の「センター・オブ・ジ・アース」ダイジェスト版(写真1)と,押井守監督の「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」特別3D映像。上映時間はいずれも約2分間。観客は3Dデジタルシネマ用のメガネをかけて,鑑賞する。

 3Dシネマを鑑賞するためのチケットは,会場である東京国際フォーラム1階の地上広場などで入手できる(写真2)。携帯電話のFeliCaまたはQRコード読み取り機能を使って指定のサイトにアクセスし,そこでデジタルチケットを受け取る。上映会場へは,携帯電話のディスプレイに表示したチケットをリーダーにかざして入場する(写真3)。

 NECはデジタルシネマのために,撮影,編集,コンテンツ配信,興行のシステムをトータルに提供している。3Dシネマに先立って上映されたプレゼン映像では,フィルムを使用しないデジタルシネマのメリットとして,「フィルムの運搬・廃棄が不要になるため環境に与える負荷が少ない」「スポーツの生中継をネット経由で配信・上映することで映画館を(映画以外の)新たなアミューズメント施設に変える」「上映前の広告を,上映の時間帯に合わせて自由に差し替えられる」などを紹介した。