写真1●NEC支配人の安中正弘氏,NEC常務の岩波利光氏,日経BP社常務の古沢美行,日経BP社執行役員の鯨岡修(左から)
写真1●NEC支配人の安中正弘氏,NEC常務の岩波利光氏,日経BP社常務の古沢美行,日経BP社執行役員の鯨岡修(左から)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●C&Cユーザーフォーラムのオープニングで表彰されたユーザー企業と開発ベンダーの代表者<BR>(撮影:皆木優子)
写真2●C&Cユーザーフォーラムのオープニングで表彰されたユーザー企業と開発ベンダーの代表者<BR>(撮影:皆木優子)
[画像のクリックで拡大表示]

 NECのユーザー向け講演フォーラム「C&Cユーザーフォーラム」(主催:NUA,NEC)と,NECグループとパートナ企業が提供する製品サービスの総合展示会「iEXPO2008」(主催:NEC,日経BP社)が2008年11月11日,東京国際フォーラムで始まった。フォーラム会場でのオープニング・イベントとiEXPO展示会場でのテープ・カットで幕を開けた。開催期間中,1万6000人の来場を見込んでいる。

 展示会場で行われた開催セレモニーでのテープ・カットでは,NEC取締役執行役員常務の岩波利光氏が挨拶し,イベントのメインテーマである「人と地球に優しい情報社会を目指して」というビジョンの下,今と将来の両方の技術を紹介する場になるとした(写真1)。続いて日経BP社常務取締役の古沢美行が挨拶し,iEXPOの専門性をアピールするとともに,今後の新しい視野である地球との共生について賛同した。

 一方,フォーラム会場で行われたC&Cユーザーフォーラムのオープニングでは,フォーラム実行委員長の坂井賢次氏による開会宣言と,全NUA(NEC C&Cシステムユーザー会)会長の涌井裕氏およびNEC常務の岩波利光氏による主催挨拶が行われた。企業経営のためには変革とイノベーションが必要であるとした上で,イベントを通じて企業経営に役立つアイディアを持ち帰って欲しい,と訴えた。

 フォーラム会場では続いて,ユーザー会の研究会活動によって得られたITの効果的な利活用のアイディアを成果物としてNECに贈呈する「研究会成果贈呈式」が行われた。研究会企画運営委員長の川井雅之氏から,NECの岩波常務へと研究成果物が贈られた。研究会活動はIT分野ごとに8つの研究会,82人のメンバーで構成するという。

 続いて,優れたユーザー事例を表彰する表彰式が行われた(写真2)。ユーザー事例を論文形式で募集し,37本の応募のうち18本を選出し,表彰した。論文審査委員長である古川正紀氏は論文の講評で,大賞1本,特賞3本,特別賞2本を紹介した。大賞はRFIDを用いて企業活動をリアルタイムに見える化した事例(ダイキン情報システム)。特賞の3本は,部品データの共有など開発製造プロセスの改善事例(INAX),部品などの需要予測事例(キヤノンITソリューションズ),マイクロ波無線を用いたネットワーク構築事例(東北電力),となった。