写真1●NECのUTMアプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」
写真1●NECのUTMアプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」
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写真2●Check Point Software Technologies CEOのギル・シュエッド氏
写真2●Check Point Software Technologies CEOのギル・シュエッド氏
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 NECは2008年11月10日,UTMアプライアンス「UNIVERGE UnifiedWall」(写真1)を発表した。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)のセキュリティ・ソフトを搭載する。NEC製のハードウエアに,ファイヤウォール分野で独自技術を持つチェック・ポイント製品を搭載することで,セキュリティ機能をより強化したという。価格は,スループット1Gbpsのモデルが162万円,2Gbpsが288万円,4.5Gbpsが429万円。

 UNIVERGE UnifiedWallの主なセキュリティ機能は次のとおり。いずれの機能もチェック・ポイントのソフトが提供する。

1)ステートフル・インスペクション方式のファイアウォール
2)SSL VPNを利用したリモート・アクセス
3)IPsec VPNを利用したリモート・アクセスと拠点間通信
4)ネットワークへの不正侵入を監視するIDSと不正侵入防止システムIPS
5)ゲートウエイ型のアンチウィルス
6)URLフィルタリング

 製品発表会にはイスラエルCheck Point Software Technologies CEOのギル・シュエッド氏(写真2)も出席。チェック・ポイントの日本での取り込みについて講演し,「すでに日本では大企業を中心に400社以上の顧客を獲得した」と日本市場での好調をアピールした。また,日本にサポート・センターを開設したことを紹介。今後の方針については,「販売ターゲットを中小企業へも拡大していく」と述べた。