カカクコムは11月6日、2009年3月期中間期(2008年4―9月)の連結業績を発表した。売上高は43億5500万円で、前年同期の30億5800万円に比べ42.4%増えた。純利益は9億5300万円(1株当たり純利益は3326.28円)で、前年同期の5億3900万円(同3767.51円)から76.9%増加。

 営業利益は16億5000万円(前年同期比193.5%増)、経常利益は16億6300万円(同193.5%増)と好調だった。同社は10月に当期の利益予想を上方修正していた(関連記事)。

 事業別にみると、インターネット・メディア事業は売上高が40億7600万円、営業利益が16億1400万円。集客サポート業務と広告業務が大幅な増収/増益を記録したほか、その他業務の売上高も堅調に推移し、全体として売上高と営業利益が前年同期を大きく上回った。

 ファイナンス事業は売上高が2億7900万円、営業利益が3300万円。FX(外国為替証拠金取引)業務の顧客数と取引量が伸び、保険代理店業務も堅調に推移し、大幅な増収となった。

 傘下Webサイトの月間利用者数/総ページビュー(PV)数は、「価格.com」が約1474万人/約5億8920万PV、「食べログ.com」が約667万人/約9122万PV、「フォートラベル」が約289万人/約2875万PV。グループ全体では約2629万人/約7億2759万PVだった。

 2009年3月期通期(2008年4月―2009年3月)の業績予想は、売上高が93億5000万円(前年同期比34.7%増)、営業利益が33億5000万円(同74.9%増)、経常利益が33億6000万円(同74.1%増)とした。純利益は19億5000万円(同49.2%増)、1株当たり純利益は6797.46円になると見込む。

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