写真1●HSUPAに対応したUSB接続の端末
写真1●HSUPAに対応したUSB接続の端末
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写真2●同社のテストでは1.3Mビット/秒の実効速度が出たという
写真2●同社のテストでは1.3Mビット/秒の実効速度が出たという
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 イー・モバイルは2008年11月6日,HSUPA(high speed uplink packet access)規格による通信サービスを開始すると発表した。データの受信速度は最大7.2Mビット/秒で従来と変わらないが,端末からの最大送信速度を1.4Mビット/秒と従来の3倍以上に高速化した。HSUPA規格のサービスは国内初だという。対応端末は11月20日から発売する。

 HSUPAのサービス提供地域は,全国の都市部や人口密集地域を中心に順次拡大する。イー・モバイルの人口カバー率は全国で85%で,「当初は現状の対応エリアの中で40%程度をHSUPAに対応させる」(阿部基成 執行役員副社長)という。

 HSUPAに対応したパソコン用のデータ通信端末はUSB接続タイプが2種類(写真1),PCカード型が1種類。いずれも2年契約を選択した場合の端末価格は1万2980円。同社がWebページ上で公開された速度計測テストを実行してみたところ,上りで1.3Mビット/秒の実効速度が出たという(写真2)。

 このほか,シンプルな機能を持つ音声端末や,音声通話機能付きのUSB接続のデータ通信端末も発表した。これら2機種の通信速度は受信が3.6Mビット/秒,送信が384kビット/秒。

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