米SanDiskは米国時間2008年11月5日,Windows Vista向けフラッシュメモリー用ファイル管理システム「ExtremeFFS」を発表した。半導体ディスク(SSD:Solid State Disk)の書き込み速度と耐久性を大幅に高めたのが特徴。同時に,SSDの性能をエンドユーザーに分かりやすく示す新たな指標「virtualRPM(vRPM)」と「Long-Term Data Endurance(LDE)」を提唱した。

 ExtremeFFSはフラッシュメモリー上のデータをページ単位で管理する。データの論理的な場所とフラッシュメモリー上の物理的な場所は固定させない。データの書き込み時には,最も効率のよい場所を選んで記録する。これにより,書き込み速度が既存SSDの最大100倍向上するという。SSDの寿命も延びるとしている。

 vRPMは,SSDの性能をSSD同士やハードディスク装置(HDD)と比べるための指標。HDDの性能を示すRPM(1分当たりのディスク回転数)と対応付けられるようにした。LDEはSSDの寿命を数値で示す指標。寿命に達するまでに書き込めるデータ量を利用する。両指標に関する資料は同社のWebサイトで公開している。

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