ミクシィが11月5日に発表した2008年4―9月期の業績は、経常利益が前年同期に比べ10.4%増の20億1100万円だった。ソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)の「mixi」で、携帯電話向けの広告が好調だったほか、利用者の年齢や性別などに応じて配信するバナー広告の販売が伸びた。

 売上高は同26.0%増の58億2200万円で、営業利益は同10.3%増の20億100万円。純利益は同10.2%増の10億8300万円だった。

 SNSを運営するインターネットメディア事業の売上高は53億1700万円。このうち広告売上高は49億9400万円で、課金サービスの売上高は3億2200万円。SNSの会員数は9月末時点で約1568万人となり、月間ページビュー(PV)はパソコン経由が約50億PV、携帯電話経由が約98億PVだった。

 求人情報サイト「Find Job!」を運営するインターネット求人広告事業の売上高は5億400万円だった。有効求人倍率が低下を続けており、事業環境が悪化しているという。

 2009年3月期通期の連結業績予想は据え置き、売上高を前年比29.3%増の130億円とした。経常利益は同1.0%増の38億円、純利益は同1.9%増の20億5000万円を見込む。

■関連情報
・ミクシィのWebサイト http://mixi.co.jp/