NTTドコモは2008年11月5日,冬商戦向けの携帯電話22機種を発表した。
従来の上位モデルで「90Xi」,下位モデルで「70Xi」としていた型番を改め,ユーザーのライフスタイルや利用方法の違いに合わせた4シリーズに分類。新サービスも拡充し,ユーザーの好みに合わせた情報を自動配信する「iコンシェル」を追加した。
「これまで906,706と機能を軸として端末を分類してきたが,考えを抜本的に見直した。お客が携帯に何を求めているかをリサーチして,ライフスタイルにマッチした製品を選びやすくした」。NTTドコモの山田隆持代表取締役社長(写真1)は,型番変更の狙いをこのように説明した。4月に発表した新ドコモ宣言に基づき,5400万ユーザーの満足度を向上させるために編み出した結論だという。
ジャンルはファッション性を高めた「STYLE」,エンターテインメント性を重視した「PRIME」,ビジネス向けの「SMART」,海外端末などの「PRO」と4種類(写真2)。さまざまな分野の端末をそろえることで,幅広いニーズに対応できることをアピールする。
新サービスとしてはユーザーの行動を支援する情報配信サービス「iコンシェル」を開始する。例えば,自宅近くの鉄道が事故で運転を見合わせている場合,待ち受け画面にメッセージが現れる(写真3)。そのほか,道路情報,気象情報,生活情報などを自動配信する。好きなスポーツチームの試合日程やコンサートのチケット発売日をカレンダーで表示する機能やクーポンの自動配信機能もある。提供予定のコンテンツ数は210という。
待ち受け画面に各種の情報を表示するミニアプリ「ウィジェット」を表示する機能も追加した(写真4)。株価,時計,経路検索,ゲームなど59のアプリが提供予定となっている。
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