米Oracleは米国時間2008年11月3日,自動プロファイリング技術の米Tacit Softwareから知的財産を買収したと発表した。買収金額などの詳細については明らかにしていない。

 Tacit Softwareは,1997年に設立され,カリフォルニア州に本拠を置いている。企業や政府機関が条件に合ったスキルや知識を持つ人材を組織内で見つけ,効率よく課題を克服するためのシステム「ActiveNet」を構築した。また,同様の仕組みをSaaSモデルで利用可能な「illumio」を公開している。illumioでは,プロファイルをシステム内で保守する必要がなく,プラグイン・ベースでセキュリティを確保しながら個人の活動を追跡する。

 Oracleは,Tacit Softwareの技術を,自社のコラボレーション支援プラットフォーム「Oracle Beehive」に統合する計画。企業が,社内で保持しているドキュメントや会話記録,メッセージなどのデータから,目的に合った人材を迅速に特定し,コラボレーションを展開できるようにする。

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