スカパーJSATホールディングスの子会社で光ファイバーを利用したRF方式の放送サービスを提供しているオプティキャスト(本社:東京都港区,社長:齋藤達郎氏)とNTT西日本は2008年10月31日,同社が2008年7月からNTT東日本のサービスエリアの一部で提供している「スカパー!光 ホームタイプ ワイド」サービスを,NTT西日本のサービスエリアでも12月上旬から提供すると発表した。新たにサービスを提供する地域は,大阪府の一部である(発表資料)。

 「スカパー!光 ホームタイプ ワイド」は,NTT東西地域会社のFTTHサービス「フレッツ光」の利用者に対して,専用のSTB(セットトップボックス)による多チャンネル放送と地上アナログ放送,地上デジタル放送,BSアナログ放送,BSデジタル放送,FMラジオの再送信を提供するサービスである。同サービスの利用には,基本サービスとなる「フレッツ・テレビ」への加入が必要となる。

 月額基本料金は,多チャンネル放送の68チャンネルと各種放送の再送信を組み合わせた「スカパー!光パック」コースが4957.5円(フレッツ・テレビ利用料を含む,税込み,料金請求時小数点以下は切り捨て,以下同じ),多チャンネル放送の50チャンネルと各種放送の再送信を組み合わせた「スカパー!光パックセレクション」コースが4357.5円,好きな多チャンネル放送と再送信を組み合わせた「スカパー!光アラカルト」コースが1407.5円から,再送信だけの「スカパー!光ライト」コースが682.5円である。

 また,オプティキャストは同日に,「スカパー!光 ホームタイプ ワイド」向けに東経110度CS放送「スカパー!e2」の再送信を2008年度中に,東経124・128度CS放送のHDTV(ハイビジョン)サービス「スカパー!HD」の再送信を2009年度中に,それぞれ提供する方針も発表した。さらに,次期BSデジタル放送(2011年7月以降のBSデジタル放送)の新チャンネルの再送信についても,提供に向けた検討を進めるとしている。