図●サービス停止時間の比較(出典:Google)
図●サービス停止時間の比較(出典:Google)
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 米Googleは米国時間2008年10月30日,企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の有償版「Premier Edition」の全ユーザーに対し,「Gmail」「Google Calendar」「Google Docs」「Google Sites」「Google Talk」で99.9%の可用性を保証するサービス品質保証契約(SLA)を適用すると発表した。すべての対応言語で対象サービスのダウン・タイムを最大0.1%に抑える。

 同社が2007年にGmailサービス全体の運用状況を調べたところ,99.9%以上の可用性を達成していたという。このサービス品質をGoogle Appsのほかのサービスにも広げ,SLA契約の適用を実施した。

 Gmailは2008年8月に障害でサービスを一時停止したが,これを含めてもサービス停止時間は月平均10~15分にとどまるという。Googleによると,この可用性は米Novellの「GroupWise」に比べ2倍,米Microsoftの「Exchange」に比べ4倍高い。計画的なサービス停止時間まで入れて考えると,信頼性がGroupWiseの4倍以上,Exchangeの10倍以上という。コストの点でもGroupWiseやExchange,米IBMの「Lotus」より優れているとGoogleは説明する。

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