写真1●孫正義社長(中央)は,上戸彩さん(左),樋口可南子さん(右)に10台限定のティファニーとのコラボレートモデルをプレゼント
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写真2●冬商戦向けの新ラインアップは全16機種
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写真3●iPhone 3G用のワンセグ機能付きバッテリー
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写真4●AQUOSケータイ FULLTOUCH SoftBank 931SHはニュース,天気などを待ち受け画面に表示する「モバイルウィジェット」に対応
写真4●AQUOSケータイ FULLTOUCH SoftBank 931SHはニュース,天気などを待ち受け画面に表示する「モバイルウィジェット」に対応
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 ソフトバンクモバイルは2008年10月30日,冬の年末商戦に向けた携帯電話/携帯端末16機種を発表した(写真1写真2)。iPhone 3Gに続くネットとの親和性を高めた端末として,タッチパネルで操作できる4機種を投入。ネット上の情報を待ち受け画面に表示する「モバイルウィジェット」も開発した。iPhone 3Gに対する取り組みも強化する。公衆無線LANサービスを無料で利用できるようにするほか,ワンセグ放送の視聴機能が付いた外付けバッテリーも発売する(写真3)。

 「ソフトバンクはインターネットで育ってきたが,いずれインターネットの中心はパソコンから携帯電話に移ると感じていた」。そのように語るソフトバンクモバイルの孫正義社長は“2008年はインターネットマシン元年”と改めて強調。その象徴的な端末が7月に発売したiPhone 3Gであるとして,将来は「携帯電話全体がiPhone化してくる」と展望した。そこで紹介した製品がタッチパネルを搭載した端末のシャープ製「AQUOSケータイ FULLTOUCH SoftBank 931SH」と,韓国サムスン電子製「OMNIA SoftBank 930SC」など4機種である。

 AQUOSケータイ FULLTOUCHでは待ち受け画面にインターネットの情報を表示するモバイルウィジェットに対応(写真4)。ウィジェットはニュース,天気,地図などを標準搭載している。サービス開始と同時にヤフーと共同で「ウィジェットストア」を開設し,ユーザーが好みのウィジェットをダウンロードできるようにする。モバゲータウンやmixiといったサービスも専用ウィジェットを配信。サードパーティがウィジェットを作成できるよう開発キット(SDK)を公開し,賞金総額1000万円のコンテストも開催する。

 iPhone 3Gユーザーに対しては,11月4日から公衆無線LAN「BBモバイルポイント」を無償で利用できるようにする。エリア内でアカウントを設定するだけで,簡単に利用できるという。ワンセグ視聴機能が付いたiPhone用バッテリーも12月中旬移行に発売する。無線LAN経由でiPhone 3G本体と通信をする仕組みとなっており,本体と接続をしていなくても視聴できる。充電の際には,USBケーブルでiPhone 3G本体と接続。ワンセグ視聴用の無料アプリケーションはApp Storeからダウンロードする。また,2008年内にはiPhone 3Gのアップデートにより絵文字メールに対応することも公表した。

 このほか,13種類の着せ替え用パネルを用意した東芝製「fanfun」,15色のカラー・バリエーションを持たせたシャープ製「PANTONE」など女性に人気の端末の後継,パソコン・データ通信に使うUSB接続端末も発表した。

 携帯電話の販売台数は不振が続いているが,孫社長は「消費や経済の動向とさまざまな問題あるが,こういうときこそ,ケータイで楽しく過ごしていこうと提案したい。新しい端末や機能でワクワクドキドキ感を広める」と楽観する。同社は2年前に割賦販売の「新スーパーボーナス」を導入。2年割賦が満期になる人が増えるので「今後,機種変が増えていくのでは」(孫社長)という期待もあるという。

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