スイスのLogitech Internationalは現地時間2008年10月29日，オンラインのビデオ・コミュニケーション・サービスを手がける米SightSpeedを約3000万ドルで買収することで合意したと発表した。取引は現金で行われ，手続きは同年11月上旬に完了する見通しとなっている。

　SightSpeedは，カリフォルニア州バークレーを拠点とする未公開企業。従業員数は25人で，SIPに準拠したビデオ・コミュニケーション・サービスを提供している。米CNET Newsによれば，SightSpeedのサービスは30フレーム/秒のビデオにインスタント・メッセージング機能を組み込んだもの。1.5Mビット/秒以上の伝送速度で640×480ドットの解像度をサポートし，電話会議，ファイル共有機能などを提供する。

　買収により，LogitechはSightSpeedのビデオ・コミュニケーション技術とソフトウエアおよびサービスの開発チームを取得する。ビデオ技術の研究開発リソースを補強することで，クロスプラットフォームのビデオ・コミュニケーション・サービスの提供を目指す。

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