Windows 7では「リボン」という新しいUIを持つアプリケーションを開発できる。リボンはOffice 2007でマイクロソフトが新たに採用したUIである。従来のプルダウンメニューの代わりに各コマンドをアイコンで表示。関連するコマンドをタブでまとめて利用できるようにする。
「単にメニューを大きなアイコンに変えただけではなく、表示するメニューを動的に変更する。利用者のコンテキスト(意図や使用状況)に応じて、最適なメニューを提示できる」。開発技術部門を率いるスコット・ガスリー コーポレート副社長(写真1)は、リボンUIの利点をこう説明した。
PDCでは写真編集ソフトを例に、リボンUIの便利な使い方を解説した。たとえば矢印アイコンしかなかった初期状態に他のコマンドを追加したり(写真2)、画像閲覧コマンドのタブを追加したりしてみせた(写真3)。この画像閲覧コマンドは特定の画像を選択した場合だけ表示するように設定することもできる。