2008年10月28日(米国時間)午前中のキーノートで初披露されたWindows 7のプレベータ版が,同日午後1時からPDC 2008の会場で開始された。引き換えカウンターでは,交換のチケットを手にした人たちが次々とプレベータ版を手にしていた。
配布されたDVDは,「Windows 7 Ultimate(32ビットx86版)」「Windows 7 Ultimate(64ビットx64版)」「Windows Server 2008 R2」の3枚(写真1)。いずれも「PRE-RELEASE PREVIEW」と表面に書いてある。
これら3枚のDVDと一緒に,「PDC 2008」とプリントされた160GバイトのUSB接続ハードディスクも同時に配布された(写真2)。さっそくパソコンに接続して内容を確認してみたところ,DVDとして配布されたWindows 7やWindows Server 2008 R2のISOイメージに加え,Windows Studio 2010,新モデリング・ツールの「Oslo」(開発コード名),新アプリケーション・サーバーの「Dublin」(開発コード名)などのコードが入っているようだ。
なお,キーノートの中で明らかにしたWindows 7のスケジュールによると,ベータ版やRC(Release Candidate:製品候補)などを経て,製品としてのRTM(Release to manufacturing:製造工程向け出荷)になる(写真3)。このうち,「次のストップ・ポイントとなるのはベータ版になる」(米MicrosoftでWindows and Windows Live Engineering Group担当の副社長を務めるSteven Sinofsky氏)という。このベータ版の提供は「2009年早く」(Sinofsky氏)を計画している。