写真1●2日目のキーノートで披露されたWindows 7
写真1●2日目のキーノートで披露されたWindows 7
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 2008年10月28日(米国時間),米国ロサンゼルスで開催中のPDC 2008において,Windows Vistaの後継とされる「Windows 7」がはじめて披露された。2日目のキーノートで公開されたもの(写真1)。

 一目見た印象は,事前にうわさされたようにWindows Vistaと大差ない。変わった点として,タスクバーに格納したアプリケーションに対してマウスを重ねると,そのアプリケーションで開いているすべてのウインドウが小さくタスクバーの上に並ぶようになっていることを示した。これにより,同じアプリケーションで複数のウインドウを開いていても,それぞれの内容がすぐにわかるという。スタート・メニューのアプリケーションのアイコンを,タスクバーに直接ドラッグ&ドロップしてアプリケーションを起動するという操作も実演した。

 そのほかの変更点として,タッチスクリーンによる操作が示された。HPの試作機のタッチスクリーンを使い,あたかもiPod TouchやiPhoneのように指でなぞったり,さっと送ったりするとページが流れていくような操作できる様子も示した。また,マルチタッチにも対応しており,両手の指で画面を触りながら地図を拡大したり縮小したりする様子も示した。

 Windows 7は,2009年後半から2010年前半,早ければ2009年前半にも登場する見込みである。